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絵やイラスト、どうすれば上手になれる!?



絵ってどうすれば上手くなるの?

イラストを一人で練習しているけど、何回描いても上手くならない…
絵の練習ってそもそも何をすればいいの?
そんな方に向けて、「私にはこれが役に立った!」と感じた練習方法をいくつかお伝えします!


自分の目標や向き不向きに合わせて、
「これならできるかも……?」
と思うものを選んで活用してみてくださいね。



デッサン練習をする

まずは鉄板中の鉄板!デッサンの練習です。
目に見えた物を、そのまま忠実に絵で再現してみましょう。

いきなり色を使ってデッサンをすると、色の調節だけに気を取られてしまいがちなので、慣れるまでは白黒で練習するのがオススメです。
どんな形でどんな風に影ができているのか、質感を再現するにはどうすればいいのかなど、限られた世界で工夫してみましょう。

正確性だけが絵の全てではないと思いますが、正確に描けるということはいつでもアレンジできるという事です。

「見える物をそのまま描き写すなんてつまらないなぁ……」
という方も、人物や動物、花や背景など、興味のあるモチーフ、上手になりたいモチーフを練習してみると、意外と新たな発見があり面白いかもしれません。



簡単な図形に置き換える

人体や建物など複雑な構造に見えるモチーフも、デフォルメで考えれば、丸や四角、三角などの単純な形で構成されています。
「描きにくそうだな」と思う物がある場合は、まずは誰でも描ける簡単な図形で下書きを描いてみましょう。

イラストを描く上で「アタリ」と表現される事も多いこの手法。

アタリの時点で陰影をざっくりと配置したり、モチーフの法則性を見つけたり、清書する前に頭を整理するのに非常に役立ちます。

「まずはざっくり捉えないといけないのは分かるけど、どうしても最初から描き込んでしまう……」
という方は、物理的に細かい線を引く事ができないような太〜いペンを使って、遠目で描くのがオススメです!
できればそのまま、デフォルメイラストとして完成させてみましょう。

私も以前はデフォルメイラストが苦手でしたが、この方法でデフォルメの手軽さ、可愛さの魅力に夢中になりました…!
デフォルメイラストが上達したあと、もう一度いつもの描き方に戻してみると、以前よりも上手くなっている可能性は十分にあります。



上手な人の絵をじっくり観察する

描きたいものはあるけど、疲れていて絵を描く気力がない…
上手な人の絵と自分の絵を比べて落ち込むから、近頃全然描けてない……

そんな時は、無理に絵を描かず一人の鑑賞者として楽しむのも、絵を上手くなる上でとても大切なことだと思います。

絵は手ではなく目と脳で描く物。(という持論ですが……)
素敵なイラストや作品をたくさん見れば見るほど、少しずつ目が肥えてきて、自分のイラストの改善点も分かるようになってきます。

いつもパッと瞬間的に見ているイラストも、拡大してじっくりと見ると新しい発見が見つかることがありますよ!



上手な人の絵を真似する

上手だと思う人の絵を見るだけでも少なからず絵の上達に繋がるかと思いますが、そうは言ってもやはり実践に敵うものはありません。
目で見てわかっただけのつもりで留まっている、何十倍ものスピードで上達する事間違いなしです。

どんな場所にどんな線を描いてどんな色を塗っているのか。
真似をして描いているうちに、描いた人の感覚まで少なからずシンクロしていくのではないでしょうか。

「そうは言っても、それってパクリでしょ?」
「倫理的にも法律的にも絶対だめじゃない?」
というご意見があるかと思いますが、勿論いけません。

しかし、誰にも見せずにコッソリと一人で練習する分には、いくらでも真似して技術を盗んでいいんです。

中には、イラスト講座として自己流の絵のポイントを解説してくださっている方も沢山います。
「どうしても人の絵を勝手に真似する気になれない……」という方は、
そう言った講座を読むだけでも、新たな手法を取り入れるきっかけになるかもしれません。



配色や塗り方を工夫する

「自分のデッサン力は納得しているけど、色塗りはどうしても苦手」
「白黒イラストは得意だけど、色を塗ると途端に古臭い感じになる……」
という方は、最初は慣れなくても、色の選び方をガラッと変えて見ましょう!

線画が同じイラストでも、塗り方を変えるだけでびっくりするくらいガラッと雰囲気が変わる物です。

おしゃれな配色を誰でも使えるように公開しているサイトもあります。
また、素敵な写真から実際にスポイトで色を抽出するのも手です。

一度自分流に塗ってみたイラストを簡単に他の色に置き換えてみて、どのくらい印象が変わるのか実験してみるのも面白いと思います。



イラストはアイディア次第?

絵を描く人、絵を描くのが好きな人であれば、絵が上手くなりたいのは必然……。
ですが、上手に描く事だけが全てではないかもしれません。

それよりも、イラストに込められたコンセプトやメッセージ、ひねりのある構図、独自の世界観など、イラストの価値を高めてくれる要素は沢山あります。
イラストのうまさ以外で誰かを感動させることができます。

白紙に向き合っても何も浮かばない時は、一度ペンを離して頭の中で想像力を広げてみましょう。

「どんなに絵が上手になっても、上には上がいる。ならば、今自分が描ける物をアイディア次第で素敵にしよう!」
というのも、絵を描く上でまた一つの立派な技術ではないでしょうか。



まとめ

いかがでしたか?

「最近なんだか同じような絵ばかり描いている……」
「なかなか上手くならないのでもう絵を描くのをやめてしまおうかな……」
という方の、何かしらの打開策になりましたら幸いです。

今日も沢山の方が楽しく絵を描けますように!

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